こんにちは!スタッフの川合です。
オーガニックコスメNo.1ではお買い物をしてくださったお客様へ【月刊organic no.1 and happy moments】という、ちょっとしたご案内を同梱しています。
今回は2022年1月号に掲載したコラムをこちらで紹介しますね。
脳と腸の関係
「緊張してお腹が痛くなる」
そんな経験はありませんか?
近年注目されている脳腸相関。
脳→腸
腸→脳
と、自律神経などの情報伝達経路を介して、情報を交換しています。
緊張してお腹が痛くなるのは、脳がストレスや不安を感じ、腸へそれを伝達。それを受けた腸内では悪玉菌が優勢となり、下痢を引き起こすことになるからです。
この二つの器官の関係性は、続々と研究結果が発表されていて、様々な病気の発症や抑制に関わっていることが明らかになってきました。
今回はその中で気になる2つをご紹介します。
気になる脳腸相関①
脳→うつ病
腸→ビフィズス菌・乳酸菌
【国立精神・神経医療研究センターの研究より】
うつ病患者とうつ病でない人の腸内細菌を調べたところ、うつ病患者にはビフィズス菌や乳酸菌といった、善玉菌が少ないことが認められました。
まだ研究途上ですが、ビフィズス菌や乳酸菌を増やす食事や生活習慣を続けることで、うつ病を改善できる可能性がありそうですね。
気になる脳腸相関②
脳→認知症
腸→バクテロイデス
【国立長寿医療センターの研究より】
認知症の患者と認知症でない人の腸内細菌と認知機能の関係を調べたところ、腸内細菌のバランスが大きく異なり、特に日和見菌であるバクテロイデスという菌が、認知症の人では15%しか持っている人がいないことがわかりました。
この菌が多いと認知症の発症率が約10分の1になることも明らかになりました。
脳と腸の関係性をさらに追及すれば、発症を抑制できる病気がもっと見つかるかもしれませんね。
今後の研究に期待です!
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