こんにちは!スタッフの川合です。
オーガニックコスメNo.1ではお買い物をしてくださったお客様へ【月刊オーガニックコスメNo.1だより】という、ちょっとしたご案内を同梱しています。
今回は2024年2月号に掲載したコラムをこちらで紹介しますね。
ラベンダーの香りに
癒されるメカニズム
ラベンダーの香りはお好きですか?
消臭剤、柔軟剤、入浴剤など日曜ににもラベンダーの香りは広く採用されており、私たちの生活にも取り入れられています。
“ラベンダーの香りを嗅ぐとリラックスした気分になる”
これはイメージや雰囲気ではなく、科学的に実証されている香りの効果。
植物の香りはいくつかの香り成分(有機化合物)が調和して作り上げます。
香り成分というのは植物がその場所で生き抜くための戦略でありパワー。その種類は1,000以上とも!
この香り成分が嗅覚を通して私たちにパワーをもたらしてくれるのです。
鼻から入った香り成分は嗅毛にキャッチされると、その刺激は電気信号に変換されて、嗅球を通って大脳辺縁系の偏桃体や海馬に伝えられます。→本能の行動(食欲・睡眠欲など)
さらに視床下部にも伝達。この場所はホルモン分泌や自律神経をコントロールする司令塔の役目を担っています。
ではこれを踏まえてラベンダーを見ていきましょう。
ラベンダーは約300種の香り成分で構成されていますが、その大半を占めるのが2つの香り成分酢酸リナリルとリナロールです。この2つには「鎮静作用」という共通した力があります。
「静」の自律神経である副交感神経を活発にしてくれるので、血圧が低下しイライラや緊張状態を鎮めてリラックスした状態に。
全体の約40%を占める酢酸リナリルは、睡眠にとって大切な神経伝達物質であるセロトニンの分泌を促進させる、というデータも出ています。
リラックスとは反対に、
「シャキッとしたい」
「集中力を上げたい」
という時は、リモンネン(レモン、グレープフルーツなど)や、1,8-シネオール(ユーカリ、ローズマリーなど)を含む精油がおすすめ。交感神経を活発にして血流や代謝が上がるので活動的になれますよ!

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