この薬草水の名前であるルイ14世は、フランス王朝の最盛期を築いた有名なフランス王を指します。
ルイ14世は鉄砲を発射するときの反動でできる兵隊たちの肩のキズに頭を痛め、その傷を治すための薬として、フランシスコ会の修道僧に薬草水をつくらせました。
“オード・アルクビュザード”と呼ばれたのがその薬草水です。
その処方箋は主にアルプスの野生の薬草を材料にして、厳密に指定された標高や採取場所が記されています。
ルイ14世の81種類の薬草を調合してつくる処方箋と、それを処方するときに使う鍋は、フランス王家の滅亡後、権利を受け継いだ修道院や銀行によって幾度もの戦火や倒産をくぐり抜けたましたが、偶然にもスイスの薬草研究家、ジャン=ピエール・ドゥロ氏が手に入れたことで、ルイ14世として再現され世の中に送り出されました。
アタノール ルイ14世は切り傷や虫刺され、腹痛などあらゆることに力を発揮する万能薬として重宝されてきました。
皮膚の細胞の生まれ変わりを助けることから、美容も目的でも多くの国で愛用されています。