目 次
1. セントジョーンズワートのトリビア
2. セントジョーンズワートの使用方法と作用
3. セントジョーンズワートの基礎データと注意事項
1. セントジョーンズワートのトリビア
6月下旬の夏至前後、聖ヨハネの祝日ごろに黄色い花を開かせるため、洗礼者ヨハネにちなんで命名された「セントジョーンズワート」。
古くは、古代ギリシアの民間療法で魔除けや薬草として使用されてきました。
セントジョーンズワートの花弁は黄色ですが、「ヒぺリシン」が赤色の色素を持つため、浸出油は特徴的な濃赤色。
花には配糖体「ヒぺリシン」「フラボノイド」などの有効成分を含み、止血・打撲・鎮痛作用をを持つため、十字軍がセントジョーンズワートオイルを携えて遠征したと伝えられています。
また、脳の神経伝達物質のバランスを整えて機能回復を促す作用により、ドイツでは抑うつの薬に処方されています。
セントジョーンズワートは薬効の高いハーブなので使用には注意が必要ですが、日本では少量のセントジョーンズワート油が含まれた化粧品が敏感肌、乾燥肌やエイジング肌のケア商品として人気です。
2. セントジョーンズワートの使用方法と作用
化粧水、乳液、美容液、美容オイル、クレンジング、洗顔料などの化粧品にも配合されることが多いオイルです。
傷の修復、抗炎症、収れん、殺菌などスキントラブルを抑える作用を持つため、敏感肌、乾燥肌、エイジング肌などオールマイティーに使えます。
消炎作用、鎮痛作用、筋肉痛の緩和、デトックス作用があります。
神経痛やリウマチ性疾患などの痛み、疲れて強ばった肩、腰、足などにオイルを適量塗布、マッサージしてください。
緊張をほぐし、やわらかくしなやかな身体に整えます。
*高価なオイルのため、他のキャリアオイルとブレンドして使用することが多いです。
シャンプー、コンディショナー、頭皮ケア用オイル製品に使用されています。
落ち込んだり、やる気が出ない時に気分を引き上げてくれるセントジョーンズワートのハーブティー。
更年期症状や不眠、生理痛がつらい時、また子どもの情緒が不安定な時、落ち着きがない時にもおすすめです。
3.セントジョーンズワートの基礎データと注意事項
セントジョーンズワートの基礎データ
植物名 | セントジョーンズワート |
英名 | St John’s Wort |
和名 | セイヨウオトギリソウ |
学名 | Hypericum perforatum |
科名 | オトギリソウ科 |
主な原産地 | ヨーロッパ |
セントジョーンズワートの注意事項
・光毒性があるため、紫外線に当たるとアレルギーをおこす可能性があります
・抗うつ薬、強心薬、免疫抑制剤、気管支拡張剤、脂質異常症治療薬、抗HIV薬、血液凝固阻止薬、経口避妊薬などとの併用は避けること
・妊娠中、授乳中は使用しないこと

<セントジョーンズワート>が配合されているおすすめ商品
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