
スーパーフードが話題になるたびに、「新しい美容化かも!」と心が躍るけれど、実はそのもっと前から日本人はとびきり優秀な美容素材を使いこなしていました。
それの素材こそが、“米ぬか”です。
目次
古(いにしえ)の米ぬか美容
平安時代-貴族女性が愛した「とぎ汁美容」
白くなめらかな肌と艶やかな黒髪を理想とした平安貴族の女性たち。
その美しさを守るために欠かせなかったのが、お米を研いだ時に出る「とぎ汁」でした。
記録には、
・とぎ汁で顔を洗う
・とぎ汁で髪をゆすぎ、艶やまとまりを出す。
といった習慣が残されており、米ぬかに含まれる美容成分を感覚的に活用していたことがうかがえます。
現代でこそ米ぬか研究によって成分が明らかになりましたが、平安の人々は生活の中で自然とその効果を取りれていたのです。
江戸時代-美容本にも書かれた“ぬか袋洗顔”
時代は流れ、米ぬか美容は貴族だけでなく庶民へも広がりました。
特に江戸の女性たちの間で流行したのが、米ぬかを袋に入れた「ぬか袋」での洗顔。
その美容法は、当時の美容書『都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』にも記述があり、米ぬかが“肌をしっとり整え、明るくする”として紹介されています。
また生活の中でも、
「ぬか床を混ぜる人の手は美しい」
「杜氏の手は冬でもすべすべ」
といった観察が語り継がれるほど、米ぬかの美容力は良く知られた存在でした。
米ぬかはなんと1000年以上にわたり、日本人の肌を支えてきた“生きた美容文化”なのです。
米ぬかとは?

米の断面図
そもそも米ぬかとは、お米を白米に精製するときに取り除かれる外皮と胚芽の部分のことです。実はここにお米の栄養分の約95%が集中しています。
ビタミン、ミネラル、脂質、ポリフェノールなど、白米よりもずっと美容にうれしい成分が詰まっている、まさに栄養の宝庫。昔の女性たちが肌や髪を整えるのに使っていたのも、とても理にかなっているのです。
米ぬか由来の代表的な成分
昔の人は感覚的に使っていた米ぬかですが、今はその中に含まれる成分の働きが、研究によって少しずつ解き明かされています。
ここでは米ぬか由来の代表的な美容成分をご紹介します。
コメ胚芽油
コメ胚芽油は、その名の通り米の胚芽と米ぬかからえられる植物油。人の皮脂に似ていて、水分保持機能や皮膚浸透性の良さが特徴です。
・乾燥しやすい肌を柔らかく整える
・肌のうるおいを守り、バリア機能をサポートする
・酸化ストレスから肌を守り、くすみやハリ低下の予防
コメヌカエキス
コメヌカエキスは米ぬかから抽出したエキスで、玄米約100gから0.004gしか抽出できない貴重な油溶性の成分です。
・肌の水分保持を助け、うるおい・弾力をサポート
・抗酸化成分により紫外線や大気汚染などによるダメージから肌を守る
・キメを整え、やわらかくなめらかな感触へ導く
イノシトール
イノシトールはビタミンB群様成分の一つで、米由来の保湿成分としても利用されています。
・肌の水分を抱え込んで、うるおいを維持しやすくする
・水分と皮脂のバランスを整える
・ターンオーバーを整える
γ-オリザノール
オリザノールは米ぬか油やコメ胚芽油に含まれる機能性成分で、強い抗酸化作用を持つことで知られています。
・メラニンの過剰生成を抑制
・皮脂バランスの調整
・肌の酸化を防ぐ
フェルラ酸
フェルラ酸は米ぬかから抽出されるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持ちます。
・光老化の軽減
・メラニンの生成を抑制
フィチン酸
フィチン酸はイノシトールにリン酸が結合してできる化合物で、肌が錆びる原因となる余分なミネラルと結びついて体外に排出するキレート作用があります。
・メラニン生成を抑制
・皮脂分泌をコントロール
・保湿と肌の弾力
なぜ今、米ぬか美容が見直されているのか?
スキンケアはどんどん進化しているはずなのに、いま再び米ぬかが注目されているのには理由があります。
それは、米ぬかが“洗う・整える・守る”のすべてにバランスよく働くから。
乾燥しやすい
季節で肌がゆらぎやすい
ハリ不足が気になる
そんな大人の肌の悩みに、多角的に応えてくれるのが米ぬかです。
さらに近年は抽出技術が進み、昔よりも効率的かつ安定して取り出せるようになりました。
「伝統の知恵×現代のサイエンス」
今の時代だからこそ、米ぬかは最も面白い美容素材と言えるでしょう。
米ぬかの力を毎日のスキンケアへ
米ぬかのスキンケアは、ただのナチュラルコスメではなく、日本人が長い歴史の中で育んできた美容文化そのもの。
1000年以上続く知恵を、現代の化粧品として手軽に取りれられるのは、とても贅沢な体験です。
自然派化粧品のセレクトショップ「オーガニックコスメNo.1」では、25年の歴史で初めて!米ぬか成分を主役にしたスキンケアブランドを販売することになりました。
米油で国内シェアを誇る築野食品工業が、長年の米ぬか研究から作り上げたブランド「inaho(イナホ)」です。ちなみに、米ぬか由来のイノシトールを国内で製造しているのは築野食品工業だけで、世界で初めて米ぬかからフェルラ酸の大量生産を可能にしたのも築野食品工業です。
ここからは、inahoのラインナップをご紹介していきます。
◆メイク落とし

ディープモイスチャークレンジングオイル
コメ胚芽油をベースにコメヌカエキスやコメヌカ脂肪酸フィトステリルなど、高い機能性を持った米ぬか由来成分を約83%配合したオイルタイプのクレンジングです。
メイク落としと保湿が叶うのは肌に優しい米ぬかならでは。
合成香料、合成着色料、鉱物油、アルコールは無添加。シンプル設計で赤ちゃんから敏感肌さんまで、多くの人に安心してお使いいただけます。
こちらのクレンジングオイルは次にご紹介するフェイシャルソープと合わせてW洗顔をおすすめします。
◆洗顔用石けん
フェイシャルソープ
自然に近い石けん素地をベースに、イノシトール・オリザノール・コメ胚芽油などを配合した洗顔用石けんです。
もっちりとしたきめ細かい濃密な泡が、肌に負担をかけずにやさしく汚れを落とし、洗い流した後もしっとりとうるおいを残します。
朝の洗顔や、メイク落としのW洗顔としてお使いいただけます。
◆化粧水
コンディショニングローション
米ぬか由来の整肌成分であるイノシトール、コメヌカエキス、フィチン酸を配合した化粧水です。
肌本来が持つ保湿力を取り戻し、自活できる肌へと導いてくれます。
毎日たっぷり使える大容量300mlです。
◆保湿クリーム
フェイスクリーム
保湿力に優れたコメ胚芽油・イノシトール・オリザノール・フィチン酸を配合した保湿クリームです。
ベタつかずにすっとなじみ、化粧水で整えた肌をしっかり守って、もっちりとしたうるおい肌が続きます。
最後に
米ぬかの恵みは、一度で劇的に変わるものではありません。けれど、毎日の積み重ねが確実に肌をやわらかく、しっとりと整えていきます。
イナホの4アイテムは、その積み重ねを無理なく続けられるように設計されています。
米ぬか美容を始めてみたい方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいシリーズです。
皆様の肌にも、やさしい変化が訪れますように!

自然派化粧品に20年以上携わる株式会社宮田商店のオンラインショップ部門「オーガニックコスメNo.1」の店長を務めています。
2014年に(公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクターを取得。
得意なアロマの知識をショップやサイトの運営に生かしています。





